大催眠 : マニア砂漠
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大催眠

kage

2016/01/20 (Wed)

大催眠



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‘人にとって真の幸福とは?
全ての女を支配し、蹂躙すること。それがボクの答えだ!’

主人公、羽村涼太は捻くれた性格と抑え難い性格を持て余した変態性欲者である。
世界を支配し、女を片っ端から凌辱し辱めるという妄想に取り付かれた彼は、学園で、界隈で、視姦と露出自慰を繰り返す。
もちろんそんな彼を女たちは軽蔑し、見下していた。
だがしかし、彼は密かに嗤う。
妄想の翼を広げ、欲望のままに生きる、これが人間本来の生き方なのだ、と。

そんなスレスレの日常を送っていたある日、自殺した中年男性のロッカーの鍵を託されたことから涼太の世界は大きく変質していく。
ロッカーの中から彼が見つけたのは『催眠導入機』。
ある種の光の点滅や音の揺らぎなどによって、人間の意識を変性意識状態へと変移させるものらしい。
つまり人の心を催眠状態にすることが出来る機会だ。

「これがあれば、ボクは世界を征服できる!」

涼太は歓喜する。
日々夢想し、夢想することしかなかった夢が、ついに実現するのだ。
これを使えば、あの外面ばかり取り繕って見下している会長も、筋肉ビッチやドS女教師も、みんな思うがままだ。

彼は『催眠導入機』を握りしめ、世界を見下ろした――








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